松田直樹、関連書籍

サッカーファンに愛された松田直樹は、波乱万丈の人生を歩んできました。彼のサッカー人生を描いた書籍は数多く出版されています。サッカーに愛情を注ぎ、34歳という若さでこの世を去った松田直樹の人生は、実に魅力に溢れたものでした。
この記事ではそんな松田直樹に関連する書籍を3つご紹介します。これらの本を読めば、彼がなぜ愛された選手であったかが理解できるでしょう。

 

「闘争人―松田直樹物語」松田直樹の知られざる半生を振り返った作品

「闘争人―松田直樹物語」

「闘争人―松田直樹物語」は、サッカー選手である松田直樹の半生を振り返った一冊です。著者はスポーツジャーナリストの二宮清純の弟で、スポーツライターを務める二宮寿朗です。

当時は日本でも屈指のディフェンダーとされ、数々の代表監督からも溺愛されてきた松田直樹は、ファンからも愛される存在でした。自国開催だった2002年の日韓ワールドカップでは、トルシエジャパンの代名詞であるフラット3の一角を担い、ベスト16に大いに貢献しました。

そんな松田直樹ですが、彼の半生は決して順風満帆というわけではなかったのです。熱くなりやすい性格からトラブルを起こしたり、大きな怪我を負ったこともありました。

そんな山あり谷あり、ドラマに満ち溢れた松田直樹の人生を、本人のインタビューや周囲の証言をもとに振り返る内容となっています。メディアなどではそれほど語られていない代表復帰への想いなども垣間見ることができます。

この本は松田直樹のファンはもちろんのこと、サッカーファンからも高く評価されています。特に舞台裏で起きていた苦難の日々はあまり公の場で語られたことがなく、彼の知られざる一面を垣間見ることができると評判です。

 

 

「松田直樹を忘れない。~闘争人II 永遠の章~」

松田直樹を忘れない。~闘争人II 永遠の章~

「松田直樹を忘れない。~闘争人II 永遠の章~」は「闘争人―松田直樹物語」から4年後、そして松田直樹が亡くなってから2年後の2013年に出版されました。著者は闘争人と同じく二宮寿朗です。

松田直樹という人間を真正面から捉えたファン必見の一冊。内容は戦力外通告を受けた横浜F・マリノス時代から始まり、移籍した松本山雅での奮闘、そして永遠の別れとなった2011年8月の出来事までが集約されています。

特に第4章の「別れ」では、松田直樹が練習場で倒れて救急搬送されるまでの流れが克明に記されています。詳細は当日一緒にプレーしていた選手や松本山雅スタッフの記憶をもとに再現されたとのことです。
トップアスリートである松田直樹であっても、ある日突然「死」に直面してしまうことがあるという事実を著者は訴えかけています。また、彼のサッカーに対する情熱や、松本山雅にかけた愛情もひしひしと伝わる内容と言えるでしょう。

ネット上では松田直樹のチームにかける熱意を知り、涙を流したという松本山雅ファンの声もあがっていました。サッカーだけでなく、スポーツに興味のある人なら読んで損はない一冊です。

 

 

「松本山雅劇場」奇跡的なシーズンを追ったノンフィクション作品

松本山雅劇場

「松本山雅劇場」は、松田直樹が所属していた2011年シーズンを隅々まで追ったノンフィクション作品で、著者はサッカーライターとして名を馳せる宇都宮徹壱です。

2011年は松本山雅というクラブの歴史において、永遠に記憶されることになる奇跡的なシーズンでした。その中で大きなターニングポイントとなったのが松田直樹の死です。

それまでチームの絶対的な中心選手としてリードしてきた松田直樹が、突然この世を去ることになりました。チームへの影響は大きく、ファンの間でも動揺が広がりました。しかし松本山雅は底力を見せます。彼の意思を受け継ぎ、選手やスタッフ、さらにはファン全員が一体となってJ2昇格を目指したのです。

そして奇跡は起きました。松田直樹の死を乗り越え、見事にJ2への昇格を果たします。この本では、そんな波乱に満ちた2011年シーズンの松本山雅を、様々な観点から描いています。

松田直樹のことはもちろんのこと、地方都市にも関わらず驚異的な集客を誇る松本山雅の魅力にも迫っています。JFLへの取材経験が豊富な宇都宮徹壱だからこそ執筆できる情報満載の一冊です。

サッカーファンからの評価も高く、ネット上では松本山雅のことを詳しく知らない層からの感想も目立ちます。「この本を読んで松本山雅が好きになった」という意見や、「松田直樹がどのようなプレーでチームに貢献していたかを知ることができて良かった」といった感想も投稿されています。